こんにちは。
このブログでは、私がいわゆる「弧育て」をしていたころの様子と、そこから育児を少しずつ外へ開いていった道のりを振り返っています。
前回は、アクシデントをきっかけに地域の子育て支援団体とつながり、いよいよ脱・孤育てのスタートラインに立つまでを振り返りました。
今日は、その「脱・弧育て計画」の詳細についてシェアしたいと思います。
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子育て支援団体「ホームスタートこうとう」との面談当日。
朝、オーガナイザーさんが2名で我が家を訪問してくださいました。
一人の方が別室で子どもたちを見てくださっているあいだ、もう一人のオーガナイザーさんとリビングで面談をしました。その間、彼女はなにも否定せず、ひたすら私の話に耳を傾けてくださいました。
ひととおりヒアリングが終わった後、オーガナイザーさんは私の不安を一つひとつ書き出して整理してくださいました。そしてそれぞれの課題に対し、解決のアプローチの方向性まで提案してくださいました。
以下にその一部を挙げてみます。
睡眠不足問題について→夜間のみ断乳をする
たとえば、普段の生活のなかで一番のネックだった睡眠不足の問題。
これについては、やっぱり夜間授乳の影響が大きいことは明らかでした。そこで、夜中だけ無理のない範囲で断乳をしてみては?とアドバイスをいただきました。
というのも、そのころ次男はすでに生後8ヶ月を過ぎ、離乳食が幸い予定どおり進んでいました。栄養的にはもう夜中の授乳は必要なかったので、夜中だけ断乳をしてみるというのは確かに現実的なアイデアだと思いました。
とはいえ、夜間断乳も一人きりではなかなか踏み切れないものです。そこで、秋に夫が一時帰国してくるタイミングに合わせてチャレンジしてみることにしました。幸い、数日のうちに成功し、産後1年ぶりにまとまった睡眠を手に入れることができました。睡眠が取れるようになったことで、すこしずつ体調も改善していきました。
幼稚園遠すぎ問題→思い切って環境を変えてみる
つぎに大きな懸念だったのは、私が体調を崩して以来、長男の幼稚園への送り迎えができていなかったことです。これについては、オーガナイザーさんとの面談後に自分でも色々と考え、思いきって環境を変えてみることにしました。
当時通っていた幼稚園は、自宅から徒歩30分の距離にありました。わりと遠いけれどあえてそこに決めた理由は、園内の生活や雰囲気はもちろんですが、親の就労支援が充実していたことも決め手のひとつでした。延長保育や給食の提供など、フルタイム共働きの我が家にとっては、その地域で唯一の選択肢といっても過言ではありませんでした。
とはいえ、いくら就労支援が充実していても通園できなければ仕事どころじゃありません。それに長男との相性をみても、他を模索してもいいかもしれないと少し前から思っていました。
じつは、家の近所に「もし何の制約もなければこんなところに入れてあげたい」と思えるような幼稚園がありました。毎日子どもたちを泥だらけになるまで遊ばせてくれる幼稚園で、のびやかな教育方針が地元でも評判の幼稚園でした。ただ、その園には延長保育がなかったので「フルタイム共働きの我が家には無理……」とあきらめていました。
そのことをオーガナイザーさんに話すと、「今から考えてみても遅くないのでは」と優しく肯定してくださいました。
その日の夕方、さっそく幼稚園に見学の問い合わせをしました。幸いまだ定員に空きがあり、翌週に見学させてもらえることになりました。
見学当日、入園前なのにお友達に交じってびしょ濡れで遊ぶ長男をみて、やっぱりここでお世話になりたいという思いを強くしました。そして面談の結果、ご縁があり、入園させていただけることになりました。
夢中で泥遊びをする長男
ワンオペ軽減策→外部からのサポートを取り入れる
最後に、春から苦戦してきた超絶「ワンオペ」問題について。これについては、やっぱり外部の協力を仰いでみてはどうかとアドバイスいただきました。一時保育を利用してひとりの時間を作るとか、家事代行を取り入れて家事の負担を軽減するなど、いろいろなアイデアをご提案いただきました。
実は、一人になった時から「これはまずいことになりそうだ」とは思っていて、家事代行やベビーシッター等のマッチングサイトに登録だけは済ませていました。そして空き時間を使って自分のプロフィールをちょこちょこ埋めたりもしていたのですが、それらの環境が整うにもある程度の時間がかかります。私の場合、環境が整うより先に体にガタが来てしまったパターンでした(←あれこれ理由をつけて先延ばしにしていた面も正直あります。)
ただ、今回の一件で「これ以上もたもたしていてはダメだ」と冷水を浴びせられたように我に返りました。そして急いで各サイトのプロフィール入力等を済ませ、実際にお仕事の依頼をスタートしてみました。さらに、状況に合わせて一時保育なども利用しはじめました。
そんな風にして、ようやく100人での子育てにつながる道のりをゆっくりと歩みはじめました。
今後、この「ふりかえる」というコーナーでは、我が家の子育てを外に開いていった様子を引き続きお伝えしていきます。その前に、次はすこし寄り道をして、自分で実践してみた家事軽減の工夫などをお話ししたいと思います。
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