「チーム育児」に関する実験をしています @ランサーズ・新しい働き方LAB

こんにちは。

この夏から、ランサーズ社が主催する新しい働き方LABというコミュニティで「チーム育児」に関する実験をしています。

実験テーマはずばり、


" 孤独な子育てをしていた私が「チーム育児」を実践することで、日本の仕事・育児両立のあり方を変える道筋は見つかるのか "


です。


実験の背景

私は今でこそ「100人での子育て」について情報発信などをしていますが、過去には私も孤立した子育てをしていた時期がありました。とくに東京でひとりで子育てをしていたころは色々大変なこともありました。しかし当時私たちを支えてくださった100人以上の方々のおかげで、何とか今まで子育てを続けることができています。


一方、まわりを見回すと、日本にはまだまだ「弧育て」をしているママやパパが多いことに気づきます。弧育ては親子の生活に影を落とすだけでなく、仕事をはじめプライベート以外の面にもネガティブな影響を及ぼすと当時の経験からも感じています。


家族以外の人やコミュニティとつながりながら子育てをすることには、たくさんのメリットがあります。親子で社会から孤立する状況を防ぐことにつながりますし、仕事と子育ての両立がしやすくなり、仕事のクオリティ等も向上することが海外の研究からわかっています[1]。それにより、企業や社会にもよい循環がもたらされることも明らかになってきています。


― 日本の働くママやパパが「チーム育児」をもっと実践できれば、仕事と育児の両立のあり方は変わるのではないか。

― すべての人が100人で子育てできる社会になれば、働きながら子育てをする日々はもっと明るくなるのではないか。


そんな思いから、チーム育児について半年間の実験をはじめることにしました。


実験の詳細はこちら:


お力を貸してください

現在、子育て中の方にインタビューを行ったり、子育てに関わる専門職(例:保育士、看護師、保健師、教員や研究者等)にお話を伺ったりしています。さらに、私自身も中国という新たな土地でまた一から「100人子育て」を実践すべく、日々体当たりで実験を繰り出しています。


この実験は、私ひとりにかかわる範囲を超え、日本の働くママやパパに少しでも役立つ内容にしていきたいと思っています。そのために、できるだけ多くの方のご意見を必要としています。


「チーム育児」や「弧育て」などのテーマについて、私と話してもいいという方がいらっしゃったら、どうかお話を聞かせてください。子育て中の当事者の方、専門家の方々、さまざまなお立場の方からご意見を伺いたいと思っています。


とくに、子育て中の当事者の方々からのエピソードや体験談をお待ちしています。子育ての日々のなか、ふと孤独を感じた瞬間、毎日のワンオペ育児(家事)の大変さ。あるいは、そんな状況から脱した経験や、家族以外の協力を得ながら子育てをしてこられた経験などーー。あなたからの貴重なエピソードが、遠くにいる誰かの灯(ともしび)になるかもしれません。


メッセージやご連絡は、以下のフォームからお寄せいただけます。



ぜひ、お便りをお待ちしています。


●参考文献

[1] Allen, Tammy D., and Lillian T. Eby (eds), The Oxford Handbook of Work and Family, Oxford Library of Psychology (2016; online edn, Oxford Academic, 3 Feb. 2015), https://doi.org/10.1093/oxfordhb/9780199337538.001.0001, accessed 22 June 2024.

100人で子育てをすることにしました。

メディア「100人で子育てをすることにしました。」は、 "弧育てから「公育て」、そして人との交わりのなかで子どもたちを育んでいく「交育て」へ" をテーマに、偶然出会えた誰かと手を取りあいながら、子育ての日々を紡ぎなおすことを目的としたメディアです。