家事を削減したり自宅を整えたりすることで、ある程度は負担を軽減できることがわかりました。
しかし、そうはいっても一人で2人の乳幼児を育てる我が家です。ものを減らしても荒れるものは荒れるし、予測不可能なことも起こります。
ある程度改善できることはわかったけど、やっぱりワンオペで育児と家事(+仕事)をしていくのは無理がある。それが最終的な結論でした。
そこで、ここからはためらわず人の力を借りることにしました。
まずは、家事を頼るところからはじめてみました。
掃除を頼る
まずは友人の勧めでシルバー人材センターに登録し、定期的に掃除をお願いすることにしました。依頼した内容は、掃除機がけ、拭き掃除、水回りの清掃などです。
掃除って、家事のなかでもとくに体力を消費しますよね。予算的に毎日お願いするわけにもいきませんが、時々でも頼れたらその分体力を温存できます。
シルバー人材センター以外にも、「タスカジ」という家事代行マッチングサイトを通してプロのハウスキーパーさんにも来ていただきました。月に一回程度だったのですが、このハウスキーパーさんの仕事ぶりがすごかったんですよね……。3時間の作業が終わったあと、家のなかを見わたすと隅々までピッカピカ。空気まで清掃してくだったのかと思うくらい、空気が「すん」となる。掃除ひとつで家ってこんなに変わるんだ、と目からうろこが落ちる思いでした。
もちろんお値段はそれなりにかかりますが、乳幼児もいるし、月に一回までなら必要経費だと思ってお願いしていました。その選択をしてよかったと今でも心から思います。
洗濯を頼る
同時に洗濯もお願いすることにしました。シルバー人材センターやタスカジ等の家事代行サービスは、契約時間内に複数のタスクをお願いすることができます。掃除や洗濯、料理など、お願いできるタスクは人によって異なりますが、掃除と洗濯はセットでOKにされている方が多いです。ということで、掃除に来てもらう日は洗濯もセットでお願いしていました。
家事をアウトソーシングすることのメリットは、負担が減ることだけではありません。得意な人のやり方を見て学べるという面も実はあるんですよね。たとえば洗濯物のたたみ方ひとつとっても、プロはやっぱり違います。得意な人のやり方を間近で見てマネできるというのは思わぬメリットでした。家事をアウトソーシングした結果、なぜか自分の家事力がアップするという予想外の展開が起こりました。
また、なかにはご厚意で子どもたちと遊んでくださる方もいました。タスカジで出会ったYさんというサポーターさんは、いつも5分ほど作業を早く切り上げて子どもたちと遊ぶ時間を作ってくださいました。たくさんの大人に関わってもらえるのは子どもにとってもいい事だし、そんな思いやりに触れることで私自身の心にも潤いが戻りはじめました。
料理を頼る
料理も積極的にアウトソーシングしていきました。家事のなかでも料理は一番アウトソーシングしやすいところですよね。スーパーのお惣菜を買って帰ればそれはもう立派なアウトソーシングです。当時の家の近所にはスーパーだけでなく八百屋さんやお肉屋さんなどがあり、手作りの惣菜を手頃な価格で買えたのはありがたかったです。お店の方と顔見知りだと、ぬくもりも感じられてうれしいですよね。
今はコンビニやスーパーの惣菜も種類が豊富だし、一昔前に比べたら塩分や栄養バランスも考慮されている印象です。さらにUberEatsの登場により出前も格段に便利になりました。もう使わない手はないですね。
買い物を頼る
とはいえ、毎日お惣菜だとさすがに塩分が心配になります。それに、離乳食などはある程度手作りしたいときもあります。でも乳幼児が二人もいると買い物に行けないし、移動時間ももったいない……。
というわけで、当時はネットスーパーをよく利用していました。イトーヨーカドーのネットスーパーは乳幼児がいると配送料が安くなったり、セブンイレブンのお惣菜が買えたりと、使い勝手が良かったのでほぼ毎週利用していました。
食品以外の買い物も、平日は基本的にネットで済ませていました。自宅で子どもたちを見ながら安全に買い物ができるネットショップはすばらしいですね。
もちろん街中で買い物をする楽しみは何物にも代えがたいし、リアルのお店を応援したい気持ちもあるので、それは週末の楽しみにとっておくことにしました。
モノに頼る
ちなみにネットスーパーのように、サービスやモノに頼ることも立派なアウトソーシングです。とくに今時の家電は強力な子育てパートナーになります。ひとりで子育てをしていたころ、私にとって家中の家電たちは戦友のようなものでした。食洗機に洗濯機、ホットクック……。ソファで一呼吸置いているあいだにも働いてくれる自動家電たちは、本当に頼もしい子育てパートナーです。
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このように、家事をアウトソーシングすることで、少しずつ心身の余裕が生まれてきました。
実は当時、ちょうど次男の後追いがはじまった時期で、私の姿が見えなくなると泣き出すため、おんぶをしながら家事をしていたのですが……これが体育会系の部活並みに体力を使うんですよね。一日の終わりにはへとへとになっていました。
でも、家事サポーターさんが来てくれる日は私にとって貴重な休日になりました。もちろんすべてのタスクをアウトソーシングできるわけではありませんが、大変な部分だけでもやってもらえれば多少楽になります。それに誰かの力を借りられることで、「ひとりじゃない」と実感することができます。当時はそれがすごく力になっていたなと思います。
さて、こうして家事をアウトソーシングできる目処が少しずつ立ってきました。つぎに考えたのは、育児関連のタスクも少しずつ頼ってみるということです。
次回はそのあたりを振り返ってみたいと思います。
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